【解決事例】相手から慰謝料を請求されている事件で、早期に離婚が成立した事案

依頼者である夫は、妻に対して暴力をふるったことを理由に、妻から離婚と慰謝料を請求されていました。
依頼者夫婦は、既に別居を開始しており、妻が弁護士を代理人として選任し、離婚交渉が始まりました。

解決の経緯

妻からは、夫の暴力が原因で離婚に至ったとして、高額な慰謝料を請求されていましたが、依頼者である夫の言い分を反論するなどして、交渉を継続し、最終的には、一般的な慰謝料金額を支払う条件で離婚に至ることができました。
 また、別居後、夫は子どもとも長期間面会できていない状態が続いていましたが、面会交流についても取り決めることができました。

担当弁護士の感想

本件は、こちら側に離婚の原因があったため、慰謝料を請求される厳しい立場でした。しかしながら、その中でも、依頼者の言い分を主張し、結果として、比較的短期間で、双方が納得する条件で離婚が成立することになりました。
 離婚事件では、お金や子どもなどについて、多くの条件を取り決める必要があります。離婚事件を処理するにあたっては、法的知識や経験が乏しいと、一般的に通らない主張に拘ってしまい、結果として、離婚成立までに長期間を要してしまう可能性もあります。
 離婚の条件を交渉するに際しては、ご自身の考え方のみで交渉にあたるのではなく、経験豊富な弁護士にご相談になることをお勧めいたします。(弁護士 江幡 賢)

掲載日:2024年3月14日